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高血圧ってどの範囲なのか?定義とは?

男性の医者

高血圧は自覚症状をとらえにくく、自ら高血圧を疑って病院を受診するケースは少なくなっています。
また自覚症状が乏しいゆえに、健康診断や人間ドッグなどでたまたま発見されても病気を放置してしまう人が、少なくありません。
しかし高血圧の状態を長く放置していると、やがて動脈硬化を招いてしまいます。
さらに治療を怠っていると動脈硬化が高血圧を悪化させ、同時に高血圧が動脈硬化を悪化させてしまうという循環を繰り返してしまいます。
その結果ある日突然脳卒中や心筋梗塞の発作に見舞われ、命を奪われるという最悪の事態が起こりかねないのが、高血圧の恐ろしいところです。

血圧は、どれくらいになると高血圧と診断されるものなのでしょうか。
全身にはたくさんの血管が張り巡らされていますが、一般に言う血圧というのは動脈にかかる血圧を指していて、上腕の動脈で測定します。
また血圧というと上がいくつ、下がいくつという言い方をされますが正式には上を収縮期血圧、下を拡張期血圧といいます。
心臓はポンプのように収縮と拡張を繰り返しながら、全身に血液を送り出しています。
心臓がギュッと収縮して血液を送り出すときの血圧が収縮期血圧、心臓が血液を出し切って拡張するときの血圧が拡張期血圧になります。

高血圧の診断基準にはWHOやISHなどの世界基準もありますが、日本には日本高血圧学会(JSH)が日本人の体や生活に合わせて定めた定義があります。
このJSHの基準によると、収縮血圧が140mmHg以上あるいは拡張期血圧が90mmHg以上であると、高血圧であると定義されています。
さらに測定値のレベルに応じて軽症、中等症、重症の3段階に分けられています。
収縮期血圧が140mmHg以下、拡張期血圧が90mmHg以下ならば安心なのかといえば、そうではありません。
正常血圧と軽症高血圧の間には、正常高値血圧という範囲が設けられています。
正常高値の範囲にある人は、いつ高血圧に移行してもおかしくありません。

高血圧と遺伝の関係

血圧が上昇するメカニズムは今のところははっきりしていませんが、遺伝的な要因に加えて食事や生活習慣、生活環境などの環境因子が重なり合って、高血圧を発症してしまうのではないかと考えられています。
高血圧の原因遺伝子についてはレニン・アンジオテンシン系遺伝子、心房ナトリウム利尿ペプチド、ベータ受容体など20以上が発見されていて、これらの原因遺伝子を一定以上持っていると高血圧になる可能性が高いと考えられています。
そして遺伝子は親から子へと受け継がれますから、両親のどちらかあるいは両方が高血圧の原因遺伝子を持っている場合、その子供が高血圧になる可能性も高くなります。

ただ原因遺伝子を持っていてもそのほかの環境因子が良好であれば、高血圧の発症を抑えることができます。
つまりこの病気は100%遺伝するわけではなく、塩分が多い食事や食べ過ぎによる肥満、運動不足による肥満、喫煙、大量のアルコールの摂取、ストレスなどといった環境因子が加わって、初めて発症する病気になります。
ですからたとえ原因遺伝子を持っていなくても、高血圧を助長するような環境因子が重なってしまうとこの病気になる可能性が、高くなると考えられています。

日本人がこの病気にかかってしまう一番の危険因子が、塩分の取りすぎにあります。
塩分を取りすぎてしまうと血液中のナトリウム濃度が上がり、ナトリウム濃度を一定に保つために心拍出量が増加してしまいます。
さらに血管壁の細胞にナトリウムが入り込んでしまうと、交感神経が刺激されてしまい血管が収縮するとともに、血管壁にむくみが生じてきて血管の抵抗が高まり、その結果血圧の上昇を招いてしまいます。
塩分の多い食事をとりながらアルコールを飲み、ちょっと一服で喫煙を行うのが一番の危険因子です。

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